アバッキオの死亡シーンはなぜ衝撃的だったのか?ジョジョ5部の名作エピソードを考察する
はじめに
本記事では、ジョジョの奇妙な冒険第5部「黄金の風」に登場するレオーネ・アバッキオの死亡シーンについて考察します。
アバッキオはブチャラティ率いるギャングチームの一員でありながら元警察官の経歴を持つ、矛盾を抱えたキャラクターです。
アバッキオの死亡シーンは、読者に衝撃を与えた名作エピソードのひとつとして知られています。
本記事では、アバッキオの死亡シーンの内容や背景、意味や影響などについて解説していきます。
アバッキオとは?
ここでは、アバッキオのプロフィールやジョジョ5部の作品概要について簡単に紹介します。
アバッキオの本名はレオーネ・アバッキオであり、Abbacchioとはイタリア語で子牛を意味します。
作中での年齢は21歳、身長は188cmと高身長です。
イタリアのギャング組織パッショーネに所属しており、ブチャラティ率いるチームの一員として活動しています。
スタンドは「ムーディー・ブルース」、その場にいた者の行動をスタンドで再現できるという能力です。
ジョジョ5部はイタリアを舞台にギャング内部の抗争劇を描いています。
主人公のジョルノ・ジョバーナは、DIOの落とし子でありながらジョースター家の血を引く少年です。
ジョルノはギャングスターを夢見てパッショーネに入団し、自らがそのボスに成り代わることを計画します。
アバッキオの死亡シーンは何巻?
アバッキオの死亡シーンは、ジョジョ5部の59巻に収録されています。
ブチャラティチームがボスの正体を追う最中、当のボスはパッショーネの暗殺チームリーダー・リゾットとスタンドによる死闘を繰り広げていました。
ボスは辛勝するものの、そのすぐそばにブチャラティ達が迫ります。
ボスはその辺で遊ぶ現地の少年たちに紛れ込み身を隠しますが、アバッキオはそれに気付きません。
サッカーをして遊ぶ少年たちにサッカーボールを投げ返してやるアバッキオ。
そして彼らの横を通り過ぎた時、アバッキオの胸をボスのスタンドが貫き、死亡します。
アバッキオがスタンド能力で最後に残したものはデスマスク?
遺体を見つけ、衝撃と悲しみにくれるブチャラティチームでしたが、アバッキオの手が小石を握っていることに気がつきます。
ジョルノのスタンドを使って元を辿ると、それは石碑の一部であったことが分かります。
そしてその石碑には、アバッキオが末期の力を振り絞って残した、ボスに関するヒントがありました。
最後の瞬間にアバッキオはムーディー・ブルースのスタンドを発動し、ボスの姿に変身したスタンドの顔を石碑に押し付けて、デスマスクのように残したのでした。
ジョルノ達はアバッキオの残したこのデスマスクを元に、ボスを探そうと決意します。
アバッキオが最後に残したボスのヒントは意味があった?
アバッキオの死と引き換えに得たボスへの手がかりであるデスマスク。
しかしこのデスマスクはヒントとして意味があったのかどうかという議論が、ファンの間ではよく取り沙汰されています。
それでは、アバッキオの残したデスマスクが意味があった説となかった説をそれぞれ紹介します。
意味があった説
アバッキオの残したデスマスクが意味があったとする説を紹介します。
アバッキオのスタンド・ムーディーブルースによって型どられたボスのデスマスクと指紋を手に入れたブチャラティ達は、それを警察のデータベースと照合して身元を割り出そうとします。
しかし、ボスは自分のデータをすべて抹消しており、データベースには一切情報が残っていませんでした。
そこでジョルノは、ボスの指紋が残っているデスマスクを自分のスタンド・ゴールド・エクスペリエンスで生き物に変えることで、ボスの生命エネルギーを感知することを思いつきます。
この方法でボスの位置を特定することに成功し、最終決戦に臨むことができました。
つまり、アバッキオの残したデスマスクは、ボスの正体を暴くための重要なヒントとなったのです。
意味がなかった説
アバッキオの残したデスマスクが意味がなかったとする説を紹介します。
アバッキオのスタンド・ムーディーブルースによって型どられたボスのデスマスクと指紋を手に入れたブチャラティ達は、それを警察のデータベースと照合して身元を割り出そうとします。
しかし、ボスは自分のデータをすべて抹消しており、データベースには一切情報が残っていませんでした。
そこでジョルノは、ボスの指紋が残っているデスマスクを自分のスタンド・ゴールド・エクスペリエンスで生き物に変えることで、ボスの生命エネルギーを感知することを思いつきます。
しかし、この方法はボスのスタンド・キング・クリムゾンの能力によって無効化されてしまいます。
キング・クリムゾンは、未来の出来事を見ることができるだけでなく、その出来事を消すこともできるスタンドです。
ボスはジョルノのスタンドが自分の位置を追跡していることに気付き、キング・クリムゾンでその時間を消してしまいました。
その結果、ジョルノ達はボスの位置を特定できず、追い詰められることになりました。
つまり、アバッキオの残したデスマスクは、ボスの正体を暴くためのヒントとして意味がなかったのです。
まとめ
本記事では、ジョジョの奇妙な冒険第5部「黄金の風」に登場するレオーネ・アバッキオの死亡シーンについて考察しました。
アバッキオの死亡シーンは、読者に衝撃を与えた名作エピソードのひとつとして知られています。
アバッキオは最後の瞬間にボスの顔と指紋を石碑に残しましたが、これがボスへの手がかりとして意味があったかどうかは、ファンの間でも議論が分かれています。
意味があった説となかった説の両方を紹介しましたが、どちらが正しいと断言することはできません。
アバッキオの死亡シーンは、ジョジョ5部の物語において重要な役割を果たしたことは間違いありません。
アバッキオの死によって、ブチャラティチームの絆は強まり、ボスに対する決意も固まりました。
アバッキオは、自分の信念に従って最後まで戦った、ジョジョ5部の名キャラクターのひとりです。大好きです!
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